Wi-Fi(ワイファイ)とは?Wi-Fiで表示されるネットワーク名AとGの違い、2.4GHzと5GHzの特徴などを紹介

Wi-Fi(ワイファイ)とは?Wi-Fiで表示されるネットワーク名AとGの違い、2.4GHzと5GHzの特徴などを紹介

このページでは、Wi-Fiの基本と、Wi-Fiのネットワーク名に付いている「A」と「G」の違い、規格の種類を初心者向けに紹介します。

※2026年10月に、Wi-Fi 6E・Wi-Fi 7など新しい規格の情報を追加しました。

Wi-Fi(ワイファイ)とは

Wi-Fi(ワイファイ)とは、無線LANの技術の一つです。パソコンやスマートフォンなどの機器を、LANケーブルを使わずにインターネットにつなげます。

自宅でWi-Fiを使うには、光回線やホームルーターなどのインターネット回線を契約する必要があります。

光回線を契約した場合、Wi-Fiでインターネットを使うには、Wi-Fiルーター(無線ルーター)などの機器が必要です。

Wi-Fiは、家庭やオフィスのほか、駅や空港、ホテル、カフェなどでも使われています。街中や空港のラウンジ、携帯会社のサービスでは、無料のWi-Fiスポットもあります。

Wi-Fi親機の電波「a」「g」「n」の違いとは?

自宅で光回線などを契約し、Wi-Fiルーター(親機)にプロバイダーの情報を設定すると、Wi-Fiでインターネットにつながるようになります。

ノートパソコンやスマートフォン、無線の子機を付けたデスクトップパソコンからWi-Fiの接続先を探すと、ネットワーク名に「A」や「G」が付いた電波が見つかります。

Wi-Fiは、Wi-Fiルーターやモバイルルーターの親機と、スマートフォン・タブレット・ノートパソコンなどの子機でつながります。

Wi-Fiルーターの箱を見ると、「IEEE 802.11a」のような表記や、11a、11g、11n、11ac、11axなどに対応していると書かれています。

Wi-Fiの標準規格名

IEEEとは、アメリカの電気電子学会のことです。このIEEEがWi-Fiの規格を決めていて、Wi-Fiの標準規格名を「IEEE 802.11」としています。

最近は、商品の箱に「IEEE 802.11」と書かないメーカーも増えています。

Wi-Fiの規格・バージョン

Wi-Fiルーターの箱に書かれているaやg、11n、11ac、11ax、11beは、Wi-Fiの規格(バージョン)です。Wi-Fiの種類のようなものです。

正式な規格名は次のとおりです。

  • IEEE 802.11b
  • IEEE 802.11a
  • IEEE 802.11g
  • IEEE 802.11n
  • IEEE 802.11ac
  • IEEE 802.11ax
  • IEEE 802.11be

「IEEE 802.11」のあとに、「a」「g」「n」など、規格ごとにアルファベットのバージョン名が付いています。

箱に書かれた「a」「g」「11n」「11ac」は、Wi-Fiの標準規格名「IEEE 802.11〜」を略したものです。

Wi-Fiの世代名(Wi-Fi 4・5・6・7)とは

Wi-Fiには、「Wi-Fi 4」「Wi-Fi 5」「Wi-Fi 6」のような世代名も付けられています。

「IEEE 802.11ac」のようなわかりにくい規格名ではなく、数字で表すことで、どれが新しいか(速いか)がわかりやすくなりました。

規格名世代名最大速度(規格値)周波数帯
IEEE 802.11bなし11Mbps2.4GHz
IEEE 802.11aなし54Mbps5GHz
IEEE 802.11gなし54Mbps2.4GHz
IEEE 802.11nWi-Fi 4600Mbps2.4GHz/5GHz
IEEE 802.11acWi-Fi 56.9Gbps5GHz
IEEE 802.11axWi-Fi 69.6Gbps2.4GHz/5GHz
IEEE 802.11ax(6GHz帯)Wi-Fi 6E9.6Gbps2.4GHz/5GHz/6GHz
IEEE 802.11beWi-Fi 746Gbps2.4GHz/5GHz/6GHz

11n・11ax(Wi-Fi 6)は、2.4GHzと5GHzの両方に対応した規格です。Wi-Fi 6EとWi-Fi 7は、さらに6GHz帯も使えます。日本では、6GHz帯は2022年9月から、Wi-Fi 7は2023年12月から使えるようになりました。

Wi-Fiは周波数帯によって、通信速度や、壁などの障害物への強さに違いがあります。

※最大速度は規格上の値です。実際の速度は、機器や環境によって大きく下がります。

Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの違いとは?

Wi-Fiの2.4GHz(ギガヘルツ)と5GHzは、Wi-Fiで使われている周波数帯です。

それぞれに特徴と違いがあるので、紹介します。

2.4GHzの特徴とデメリット

2.4GHzで使えるWi-Fiの規格は、「11b」「11g」「11n」「11ax」です。

2.4GHzの特徴は、電波が遠くまで届きやすく、障害物があってもつながりやすいところです。

建物や家の壁などがあっても、影響を受けにくいのです。また、2.4GHzは昔から多くの製品が対応してきたため、古いプリンターなどの機器も2.4GHzに対応しているものが多いです。

2.4GHzのデメリット

2.4GHz帯は、電子レンジやBluetoothなど、ほかの機器でも使われています。そのため電波の干渉を受けやすく、5GHzより不安定になりやすいと言われています。速度も5GHzに比べて遅めです。

5GHzの特徴とデメリット

5GHzで使えるWi-Fiの規格は、「11a」「11n」「11ac」「11ax」です。

5GHzは、2.4GHzに比べてほかの機器との干渉が少なく、速度が出やすい特徴があります。

5GHzのデメリット

5GHzは2.4GHzに比べて、壁や障害物が多いと届きにくいと言われています。また、Wi-Fiルーターから離れた場所では、2.4GHzより電波が弱くなります。

5GHz帯の一部は、気象レーダーなどと同じ周波数を使っています。レーダーの電波を感知すると、Wi-Fiルーターが使うチャンネルを切り替えるため、一時的に通信が止まることがあります。

また、古い機器には5GHzに対応していないものがあります。

Wi-Fi 6以降のルーターには、アンテナの数が多く電波の強い製品もあります。壁や障害物が少なければ、5GHzでも安定して使えます。

5GHzでつながりにくい場合は、中継器やメッシュWi-Fiを使うと、速くて安定したWi-Fi環境を作れます。

6GHz(Wi-Fi 6E・Wi-Fi 7)の特徴

6GHz帯は、Wi-Fi 6EとWi-Fi 7で使える新しい周波数帯です。ほかの機器とほとんど干渉しないので、速くて安定しやすいのが特徴です。

ただし、5GHzよりさらに障害物に弱く、ルーターと子機(スマートフォンやパソコン)の両方が対応している必要があります。

最近のWi-Fiルーターは複数の周波数帯に対応している

最近のWi-Fiルーターは、2.4GHzと5GHzの両方に対応しています。新しい機種では、6GHzにも対応しています。複数の周波数帯を使い分けることで、安定したWi-Fiを使えます。

中古品などで古いWi-Fiルーターを買う場合も、2.4GHzと5GHzの両方に対応しているものを選ぶとよいでしょう。

バッファローやNECのWi-Fiルーターのネットワーク名「A」と「G」の違いは?

Wi-Fiルーターを販売しているメーカーには、「BUFFALO(バッファロー)」「NEC」「アイ・オー・データ」などがあります。
バッファローやNECのWi-Fiのネットワーク名(SSID)には、周波数の数字が入っていません。

パソコンやスマートフォンで、NECやバッファローのWi-Fiルーターを探すと、

「Buffalo-G-○○○○」や「aterm-○○○○○○-g」

というように、AやGのアルファベットが表示されます。

バッファローのWi-Fiネットワーク名の表示例

このAとGの違いは、5GHzと2.4GHzの違いです。

「Buffalo-A」「aterm-a」の周波数帯

バッファローやNECのネットワーク名に「Buffalo-A」「aterm-a」と表示されたものは、5GHzの周波数帯です。

Wi-Fiの規格は、11a/11n/11ac/11axです。

できるだけ速くインターネットを使いたい場合、バッファローやNECでは「A」「a」を選びましょう。

「Buffalo-G」「aterm-g」の周波数帯

バッファローやNECのネットワーク名に「Buffalo-G」「aterm-g」と表示されたものは、2.4GHzの周波数帯です。

Wi-Fiの規格は、11b/11g/11n/11axです。

「A」「a」を選んで安定しなかった場合は、「G」「g」を選びましょう。

アイ・オー・データの場合

アイ・オー・データのWi-Fiルーターをスマートフォンで探すと、「IODATA-2G」と「IODATA-5G」の2つが見つかります。

見たとおり、

「IODATA-2G」→2.4GHz

「IODATA-5G」→5GHz

ということになります。

※機種や設定によって、ネットワーク名の付け方は違います。くわしくは、お使いのルーターの説明書を確認してください。

以上、Wi-Fiの2.4GHzと5GHzの特徴や、バッファローのネットワーク名「A」と「G」の違いなどを紹介しました。

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