業務でメール送信時にファイルを添付する事があるかと思います。
しかし、取引先に書類などの添付ファイルを別の違うメールアドレスに送付してしまう誤送信はよくあるケース…
送信先のメールアドレスを間違えてしまい情報が漏洩するケースは意外に多いのです。
そのような危険を避ける予防対策として提供されているのが、添付ファイルをメール送信時に自動圧縮+暗号化されるサービスです。
ここでは、ファイルが自動で圧縮ファイルに変換されるサービスを提供している共用タイプのレンタルサーバーを紹介します。
メールの添付ファイルが自動暗号化されるサービスを提供しているレンタルサーバー
添付ファイルをメール送信時に自動暗号化するサービスがどのようなサービスかと言うと、メールにファイルを添付して送信すると自動でファイルがZIPファイルに圧縮してメールを送信します。
その圧縮されたZIPファイルにはパスワードが設定されます。パスワードは別メールで送信されます。
メール送信前に、第三者が承認を行わないと送信されないサービスもあります。
メールの添付ファイルがZIPなどに圧縮され自動暗号化されるサービスを提供しているレンタルサーバーはいくつかありますが、ほとんどが標準の機能ではなくオプションでのサービスです。
iCLUSTA+(アイクラスタプラス)のオプション「メール添付ファイル自動暗号化」
GMOクラウドが提供している共用レンタルサーバーiCLUSTA+(アイクラスタ プラス)は、送信メールの添付ファイルの自動暗号化を行えるオプションサービスがあります。
申し込み可能なプランは全プラン申し込み可能です。
オプションの「メールの添付ファイルの自動暗号化」には、2つのプランがあります。
メールの添付自動ZIP暗号化は「ZIP&Webアップロードtype」プラン
送信メールの添付ファイルをZIPファイルに変換+暗号化するには「ZIP&Webアップロードtype」への申し込みが必要です。
初期費用3500円(税抜き)
月額400円(税抜き)~※設定するメールアカウント数による
ZIPファイルに自動変換できる添付ファイルのサイズは1MBまで。
1MBを超える容量のファイルは、専用のアップロード領域にアップロードするとダウンロードURLとパスワードが発行されるので、ユーザーに通知する形となります。
WEBアップロードの場合は「Webアップロードtype」プラン
WEBアップロードタイププランは、自動でZIP暗号化できません。
初期費用無料
月額350円(税抜き)※1メールアドレス単位から
iCLUSTA+の「メールの添付ファイルの自動暗号化」は、契約前の無料トライアル、お試しが可能です。
また、電話サポートがあります。添付ファイルの自動暗号化で不明な点があれば、電話で確認する事も可能です。(トライアルは1メールアドレスのみ等制限あり)
KAGOYAのレンタルサーバー メールオプション「添付ファイルの暗号化 Active! gate」
レンタルサーバーKAGOYAでも、メールの添付ファイルの自動暗号化が行える「メール添付ファイル自動暗号化・メール誤送信対策 Active! gate」というオプションがあります。
申し込み可能なサーバーは、メールプランとマネージド専用サーバー、S21 、S31 の共用サーバーで申し込み可能です。
共用サーバータイプ
初期費用無料
Active! gate 月額1アドレス240円(税抜き)
Active! gate 上司承認付き機能 月額1アドレス250円(税抜き)
専用サーバータイプ
初期費用無料
専用Active! gate 月額基本料金12000円(税抜き) 1アドレス400円(税抜き)
専用Active! gate 上司承認付き機能 月額基本料金12000円(税抜き) 月額1アドレス500円(税抜き)
NTT Communications Bizメール&ウェブ プレミアムのオプション
NTT Communicationsのレンタルサーバー「Bizメール&ウェブ プレミアム」でも、メールの添付ファイルの自動暗号化が行えるオプションがあります。
メール監査アーカイブ
「Bizメール&ウェブ プレミアム」で添付ファイルの自動暗号化が行える「メール監査アーカイブ」というオプションです。「Bizメール&ウェブ ビジネス」プランでは申し込みできません。
また、この「メール監査アーカイブ」オプションは、迷惑 メールフィルタリングサービスも契約が必要です。
「Bizメール&ウェブ ビジネス」の月額料金はサーバーの利用だけで月額20,000円~です。
全てお任せなら良いサービスですが、月額費用を抑えたい場合は他も検討しましょう。
NTT Communications Bizメール&ウェブ プレミアムはこちらから
メールの添付ファイルが自動暗号化されるクラウドサービス
レンタルサーバー以外にも添付ファイルを自動暗号化して圧縮ZIPファイルで送信するサービスがあります。
GMOクラウドが提供しているシンプルメールです。利用できる条件はメールリレーが可能の事。
メールリレーは、共用タイプのサーバーでは難しいと思われます。シンプルメールのサービスの対象は、WEBサイトで専用サーバーやクラウドサーバー、VPSサーバーなどを利用していて、メールリレーが設定できる場合になるでしょう。
また、シンプルメールの添付ファイルを自動暗号化サービスはグループウェアG SUITEにも対応しています。GMAILで添付ファイルを送信する場合もセキュリティを高める事が可能です。
シンプルメールの添付ファイル自動暗号化
シンプルメールは、添付ファイルをクラウド環境にアップロードします。送信先の相手には、ファイルをダウンロード可能な独自のURL、パスワードを通知するサービスです。
ファイルの容量でも設定可能で送信者のみにパスワードを通知する事も可能です。
費用はメールアドレス単位ではなく、メールアドレスの数は無制限。
1ドメインの月額固定、月9300(税抜き)~です。
15日間お試しもありますよ。
守秘義務がある重要書類のようなメールは、ファイルにパスワードを設定して送信している事が多いでしょう。しかし、請求書や見積もり書などのファイルは、ファイルにパスワードを設定せずに送信している企業が多いようです。
上記で紹介したように、サーバーのオプションサービス以外にもクラウドのサービスもあります。情報が漏洩してからでは遅いです。企重要書類をメールで取り扱う企業は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、メール送信時に添付ファイルが自動暗号化されるサービスを行っているサーバー・サービスの紹介でした。