ロリポップサーバーを使っていますが、2017年からいろいろ進化しています。
このページではロリポップを使ってみて良かったメリットや悪いところ、デメリットをまとめてみました。
ロリポップサーバーの主なメリット
月の費用が安い
ロリポップサーバーのメリット、魅力は月の費用が安いところです。
エコノミープラン:100円
ライトプラン :250円~
スタンダードプラン :500円~
エンタープライズプラン :2,000円〜
6ヶ月以上の契約、まとめて払うと割引があります。
ワードプレス、DBを使用する場合はライトプラン~になります。
ライトプランは月250円~から利用できるので安いですが、複数サイトを運営する場合や安定してワードプレスのサイトを運営したい場合、スタンダードプランがおすすめです。
それでもエックスサーバーと比較すると料金はエックスサーバーより大分お得です。
ロリポップの表示速度は速くなっている
昔のロリポップサーバーはページ表示が遅いイメージでした。
特にワードプレスを使用したサイトはローディングが長かったのですが、数年前よりスタンダードプランは、PHPモジュール版、PHP7.1を使用すると表示速度が遅いという事はありません。
ライトプランが遅いと感じたら、スタンダードにアップグレードし、PHPモジュール版、PHP7.1CGI版を使用してみましょう。
管理画面が使いやすい
以前とくらべて、管理画面が整理され使いやすくなりました。
以前は設定の大項目がバラバラで少し迷いましたが、管理画面が改善されてきています。
サイト作成、セキユリティ、メールなど、良く使うものが大項目になった印象です。
アクセス制限を行えるセキュリティ対策
ロリポップサーバーの管理画面にセキュリティ機能が備わっています。
WAF設定、海外アタックガードは、海外のアクセス制限が行えます。
特に海外アタックガードは、海外IPアドレスのアクセスを制限し、海外からのワードプレスへの攻撃、管理画面の乗っ取りを防ぎます。
共用サーバーでは、海外の攻撃への対策を行っていないところもありますので、これは良いと思います。
FTPのIP制限とWAF機能
ロリポップはXSSやSQLインジェクションなどをブロックするWAFを導入しています。
WEBサイトへの攻撃を防ぐとともにログでワードプレスのファイルへのアクセスを確認できます。
また、FTPのIP制限やBASIC認証が管理画面で簡単に行える機能もあります。
PHPのバージョンをサイトごと、ドメインごとに設定できる
作成したWEBサイトのphpを古いバージョンから新しいバージョンのphpに設定することがあります。複数のWEBサイトがある場合、サイトごと、ドメイン毎に変更できるサーバーが便利です。
ロリポップではサイト、ドメインごとにPHPのバージョンを設定する事が可能です。
ロリポップのサーバーは無料でhttps化、SSL証明書が使用できる
ロリポップサーバーも独自ドメインで使用できる無料SSLが設定できるようになりました。
管理画面の発行手順はとても簡単です。
wwwあり、なしで設定も可能です。
サイトのSSL化、独自ドメインのhttps化を条件でサーバーを探している人は料金も安くお手頃なサーバー、ロリポップサーバーも良いのではないかと思います。
ロリポップのサポートは電話サポートも対応している
ロリポップのサポートはメール以外に電話のサポートも対応しています。
管理画面内のサポートに記載されている電話番号から担当スタッフに問い合わせができます。
平日のみの対応ですが、マニュアルを見てわからない場合は電話で問い合わせができて便利です。
以上がロリポップの主なメリットになります。
ロリポップサーバーにもデメリットはある
ロリポップサーバーのメリットだけではありません。
多少デメリットを感じる部分があります。
ライトプランでワードプレスを使用すると遅い
ライトプランでワードプレスを使用すると遅い場合があります。
プラグインのインストール数にもよりますが、個人用、企業用のサイトなど共にお試しで管理画面の使用感を試しましょう。
スタンダードプランは遅いと感じられる事はあまりないと思います。
ただし、サイトへのアクセス数が多かったり、Wordpressで負荷があるプラグインを多く使ったり、容量が大きいAPIを読み込む場合は別です。
共用レンタルサーバーなので他サイトの影響を受ける
ロリポップサーバーは共用レンタルサーバーです。
共用レンタルサーバーというのは同じサーバー内に他のサイトの領域があります。
よって、他サイトの影響も受ける場合があります。
影響を受けるからといって、そのサーバーにとんでもないアクセスがあるサイトがある場合は少ないです。
自サイトもアクセス数が多くなると管理画面や表示が遅くなるかもしれません。
WordPressの管理画面が遅い、一時的にアクセスできない場合がある?
WordPressの管理画面でまれに表示が遅いと感じられる場合があるようです。
アクセス、PVが多いサイトやプラグインを多く使用しているサイトが該当するかもしれません。
気になる人はお試し期間で試しておきましょう。
ロリポップサーバーでPHPモジュール版のphp.iniは変更できない
PHPモジュール版のphp.iniは変更できません。
(2021年5月現在の情報です。参考→ロリポップ php.iniの設定方法(公式))
ただし、cgi版を使用すれば可能です。表示は少し遅くなるかもしれませんが。
PHPモジュール版のphp.iniでは、良く修正するファイルサイズは、デフォルトで100Mとなっています。
filesize 100M
post_max_size 100M
ワードプレスでの運用は問題ないかもしれません。
その他、アクセスが多いサイトは表示が遅い、SSHに制限がある、データベースの容量などの問題もありますが、ロリポップのデメリットと言うより共用サーバーのデメリットです。
そのようなサイトはVPSやクラウド、専用サーバーなどを検討しましょう。
以上がロリポップサーバーのメリットとデメリットです。
複数のWEBサイトを共用タイプのレンタルサーバーで管理したいと思っているユーザーは、サイト、ドメインごとにPHPのバージョンを設定できるレンタルサーバーを選ぶと良いですよ。
ロリポップサーバーには全プラン、10日間のお試し期間があります。
契約前に一度試してみるのが良いでしょう。