Linux Ubuntuの端末、コンソールの入力履歴(bash)を削除したり追加できる「history」コマンドの使い方を紹介します。
Linux Ubuntuの端末、コンソールの入力履歴を削除するコマンド
端末、コンソールの入力履歴を削除したい場合は「history」コマンドを使います。
入力履歴を全履歴表示→一行を指定して削除する
Linux Ubuntuの端末、コンソールの入力履歴を全て表示して、その中の一つを削除する場合は下記の手順で行います。
入力履歴を全履歴
$ history
を入力して実行すると
全ての履歴が番号付きで一覧表示されます。
指定した履歴を削除
番号がわかれば、番号を指定して削除することが可能です。
引数「-d」に番号を指定します。
例えば、上記画面イメージで151番の「cd /etc」を削除したい場合は
$ history -d 151
で実行すると151番の「cd /etc」がコマンドの入力履歴から削除されます。
メモリ内にある入力履歴を全て削除する
Linux Ubuntuの端末、コンソールに入力した履歴をすべて削除する場合は下記を入力して実行します。
$ history -c
コマンドを実行するといままで入力した履歴バッファが全てクリアされます。現在のセッション、メモリ内の履歴が削除されます。
Vi Vimで履歴ファイルを編集する
ViやVimでコマンド履歴が保存されているhistoryファイルを直接編集することも可能です。
$ vi ~/.bash_history
または
$ vim ~/.bash_history
を実行してファイルを編集して保存します。
ViやVimでhistoryファイルを編集行う場合、事前によく使うコマンドを追加しておくことも可能ですが、
historyファイルの編集はswapが残ったりして、すぐに反映されない場合があります。
入力履歴追加はコマンドでも可能です。
入力履歴に追加するコマンド
端末、コンソールの入力履歴にコマンドで一行を追加する場合は下記を入力して実行します。
$ history -s 追加したいコマンド
例えば、
cd /
を追加したい場合は
$ history -s cd /
のように入力、実行します。
実行すると「cd /」が履歴に登録され、「history -s」は履歴に登録されません。
以上、Ubuntuの端末、Linuxコンソールの入力履歴を削除する方法を紹介でした。