低スペックのパソコンでオンラインゲームをプレイする場合、起動時やプレイ中にPCがクラッシュしたり、画面がカクガクしてしまいます。
原因のほとんどがPCのグラフィックボードやCPU、メモリがゲームメーカーで推奨する要件に満たないことによります。
そんな低スペックのPCでも「フォートナイト」や「PUBG」、「Apex Legends」などの人気のオンラインゲームを楽しみたい!そんな方に朗報です。
ゲーミングPCより低スペックでもオンラインゲームを遊べるサービス「Geforce NOW」が日本でもベータ版、無料プレサービスを経て正式にリリースされました。
本日いよいよ「GeForce NOW Powered by SoftBank」がサービス開始となりました ! 現在 Epic Games Store にて期間限定で無料配布中の『Overcooked』にも対応しています ! pic.twitter.com/H1B4oDNHQp
— NVIDIA GeForce JP (@NVIDIAGeForceJP) June 10, 2020
サービス名は「Geforce NOW Powered by Softbank」。ソフトバンク株式会社がサービスを提供しています。
低スペックのパソコンでもオンラインゲームを楽しめる「Geforce NOW」とは
Geforce NOWはクラウドゲーミングにGPUの仮想技術を利用したサービスです。
簡単に説明すると、Geforce NOWにユーザーアカウント本登録すると、Geforce NOWにユーザーの仮想的なPC環境が作成されます。
そのGeforce NOWの仮想PC環境にランチャーアプリがインストールされプレイする事ができます。
低スペックのパソコンでも「Dead by Daylight」や「Fortnite(フォートナイト)」「PUBG」、などのオンラインゲームが楽しめるサービスです。
回線速度が速ければ、綺麗な映像で人気が高まっている「Apex Legends」も遊べます。※Apex Legendsはスペックが低いパソコンでは遊べません。設定にもよりますが、フォートナイトよりGPUやCPUの使用率、消費電力が大きくなります。
無料ゲームならアカウントを持っていればゲームのインストール無しで遊べる
無料のフォートナイトはEPIC GAMESのアカウントを持っていれば、Geforce NOWの仮想PC環境にゲームやランチャーアプリがインストールされれば、すぐにゲームが開始可能です。
PCにゲームアプリをインストールしたり最新アップデートも不要です。Steamも対応していて、購入したゲームをGeforce NOWでプレイ可能です。
GeForce NOWをプレイできるデバイス・端末
GeForce NOWを楽しめるデバイス、端末は以下のようなものです。
Windows
WindowsPCでプレイできるとされているシステム要件は、Windows7 64bit以上、しかしWindows7はサポートを停止しているため、Windows8 64bit、Windows1064bitです。
CPUは、2.0GHz以上のデュアルコアX86。4GBのシステムメモリ。
グラフィックボードは、NVIDIA GeForce 600シリーズ~、AMD Radeon HD 3000シリーズ~、Intel HD Graphics 2000シリーズ~など、DirectX 11をサポートするGPUです。
Mac
MacでGeForce NOWがプレイ可能なのは10.10以上、CPUやメモリはWindowsと同じ程度の2.0GHz以上のデュアルコアX86。4GBのシステムメモリ、グラボもNVIDIA GeForce 600シリーズ~、AMD Radeon HD 3000シリーズ~、Intel HD Graphics 2000シリーズ~など、DirectX 11をサポートするGPUです。
WindowsやMacPCもCPUやグラフィックボードを考えると7、8年ほど前の低スペックPCでも動く可能性があります。
※Core i3などのPCでブラウザやExcelなどを起動しただけで重くなるPCは難しいかもしれません。
スマートフォン
2020年6月時点でスマートフォンが対応しているのは、Androidのみ。iPhoneは今後に期待です。
Androidは、Android5.0(L)以上、メモリ2GB以上です。
Geforce NOWはインターネット回線が重要!
Geforce NOWは低スペックのパソコンでも楽しめますが、インターネット回線速度が重要です。
Geforce NOWが推奨しているインターネット回線は、光回線以上での有線LAN、無線LANでの5GHz帯を推奨しています。
Wimaxなどのモバイルルーターなどは、住んでいるエリアによるので注意が必要です。
光回線でも速度や環境によるパケットロス率が原因でオンラインゲームがまともにプレイできない可能性があります。
手持ちのWimaxで試したところ、アラートが表示され画面が荒くなってしまいました。
クラウドゲーミング サービスのデメリットはインターネット環境です。インターネット回線が遅いとタイムラグが起きて画面がカクカクするでしょう。
そして、インターネット回線の混雑した時の負荷も問題です。クラウドサービスは、サーバーやネットワークの問題点が度々あがります。ネットワークで不具合が起きた時はゲームをプレイ出来ません。
ゲームをするネット環境、サーバーにアクセスが集中した時のタイムラグやサーバー落ちは無料期間中に確認したいところです。
家にあるノートPCなどでも、ある程度のスペックあって、インターネット回線が光回線なら遊べるかもしれません。
はじめ無料期間があるので、気にある方はGeforce NOWに登録して遊んでみましょう。