先週9日よりレンタルサーバー「mixhost」の一部のアカウントで障害がおきているようです。

障害はストレージシステム、ハードディスク関連のようです。

ストレージシステムの不具合でDBデータが破損したようです。

mixhost障害の原因とデータの復旧

障害の原因は以下のように案内されています。

今回のストレージシステムの不具合により、データベースサーバーが格納されていたストレージが正常動作せず、データベースデータの構成ファイルが破損し、復旧が困難な状態となりました。

Webサーバーには影響がないようです。

当該サーバーにおきましては、データベースサーバーのデータとその他データを物理的に分離しており、今回の障害につきましてはデータベースサーバーのみの影響となっております。

DBのみの影響という事ですが、データベースを使用していないサイトの方が少ないですからね。

データの復元状況は

今回の障害でDBデータがロールバックされたようです。

データベースサーバーの復旧に際し、データのロールバックを実施いたしました。
そのため、データベースの内容が12月2日、または12月1日時点の内容にロールバックされております。

このため、弊社ではバックアップからのデータの復元に着手いたしましたが、上記不具合により直近のバックアップデータにも同様の不具合が発生している状況となっておりました(バックアップデータは物理的に離れた別のデータセンターに保管しております)。
弊社にて不具合が発生していないバックアップデータを確認しました所、12月2日時点、及び12月1日時点のバックアップにおいて問題がないことが確認されましたので、2日間のバックアップデータからなるべく最新の不具合が発生していないデータを復元させていただきました。

出典元:データベースサーバー障害 – jp7.mixhost.jp Incident Report for mixhost

つまり12月1日、2日のデータに戻されたという事です。

これは本当に残念な事です。

GOOGLEのキャッシュからデータが取れる可能性も

ブラウザのキャッシュ

もしGOOGLEにデータがキャッシュされていれば、ブラウザのキャッシュからテキストデータが取れる場合があります。

誤ってページを削除してしまった場合もサイトやページを検索してキャシュされているか確認してみましょう。

レンタルサーバーのバックアップ機能は完全ではない

今回のmixhostの障害は他人事ではありません。
他のレンタルサーバーでも起こりえる事です。

レンタルサーバーのバックアップ機能が進んでいて以前よりも安心してしまうかもしれませんが、レンタルサーバーのバックアップ機能は完全なものではないと考えていた方が良いです。

ハードディスクが物理的に壊れたらRAIDで復旧できるかもしれませんが、
OSやデータが壊れる場合、DBのデータが論理的に壊れる場合もあるのです。

Wordpresの場合はデータを自動バックアップするプラグインがいくつかありますのでバックアップのプラグインを使用した方が良いでしょう。
ただ、データの容量が大きい場合は制限をかけるレンタルサーバーもあります。

その場合はローカル、PCなどにデータを保存しましょう。

Wordpresの場合はツールのエクスポートのデータでも保険になります。
プラグインを使用していても、DBのデータは定期的にバックアップを行いましょう。