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シンレンタルサーバーは、エックスサーバー株式会社が販売しているレンタルサーバーです。同じ会社のエックスサーバーと、どちらを選べばよいか迷う人も多いと思います。
この記事では、2つの違いを料金と機能で比べます。実際にシンレンタルサーバーを使って感じたことも紹介します。料金は2026年11月時点の公式サイトの数字で、すべて税込みです。
シンレンタルサーバーとは
シンレンタルサーバーは、「新世代レンタルサーバー」として提供されているサービスです。通常プランは、ベーシック・スタンダード・プレミアムの3つで、すべて NVMe SSD を使っています。Webサーバーには、同時アクセスの処理に強い nginx が使われています。
WordPress は、管理画面からかんたんにインストールできます。ほかのサーバーから WordPress を移す「簡単移行」の機能もあるので、乗り換えにも使えます。データベースの設定できる数は無制限です。
シンレンタルサーバーとエックスサーバーの違いは?
先に結論を書くと、大きな違いは次の3つです。
- 容量:同じくらいの料金なら、シンレンタルサーバーのほうが容量が大きい
- 料金:いちばん安いプランは、エックスサーバーのほうが少し安い
- リソース保証:シンレンタルサーバーのビジネスプランには、CPUとメモリの保証がある
どちらも、自動バックアップ(過去14日分)、WAF、無料の独自SSL、SSH、電話・メールのサポートがあります。基本の機能は、ほとんど同じと考えてよいでしょう。
料金と容量の比較
36か月契約の月額で比べます。どちらも初期費用は0円で、月額は契約期間が長いほど安くなります。
※2026年8月時点の料金です。
| サービス・プラン | 月額(36か月契約) | 容量 |
|---|---|---|
| シン ベーシック | 1,078円 | 700GB |
| シン スタンダード | 2,002円 | 1,000GB |
| シン プレミアム | 4,004円 | 1,200GB |
| エックスサーバー スタンダード | 990円 | 500GB |
| エックスサーバー プレミアム | 1,980円 | 600GB |
| エックスサーバー ビジネス | 3,960円 | 700GB |
いちばん安いプランの差は、月88円です。その差で容量は200GB増えます。
シンレンタルサーバーの通常プランは、ベーシックでも vCPU 6コア、メモリ 8GB が割り当てられます。容量が必要なサイトや、WordPress のサイトを複数持ちたい人には、シンレンタルサーバーが向いています。
シンレンタルサーバーの料金表では、初回と更新のときの料金が同じ金額です。支払いは、契約期間の分をまとめて前払いします。
無料のお試しは、どちらも10日間です。
料金は変わることがあります。申し込む前に、公式サイトで確かめてください。
独自ドメインとテーマの特典の違い
特典にも少し違いがあります。
シンレンタルサーバーの機能一覧では、永久無料の独自ドメインは1つです。これとは別に、全20種類のドメインを1年間無料で使える特典があります。エックスサーバーは、永久無料の独自ドメインが2つです。
有料の WordPress テーマ「Xwrite」の無料特典は、シンレンタルサーバーのベーシックと、エックスサーバーのスタンダードにはありません。テーマも一緒にそろえたい人は、1つ上のプランを見てみましょう。
ビジネスプランはリソース保証が大きな特徴
シンレンタルサーバーには、法人向けの「ビジネスプラン」があります。いちばんの特徴は、CPUとメモリの値が保証される「リソース保証」です。
レンタルサーバーは、1台のサーバーを複数の人で共有します。そのため、同じサーバーのほかのサイトにアクセスが集中すると、影響を受けることがあります。リソース保証があれば、決まった量の CPU とメモリが自分のアカウントに割り当てられるので、この影響を受けにくくなります。
| プラン | 月額(36か月契約) | vCPU(保証) | メモリ(保証) | 容量 |
|---|---|---|---|---|
| ビジネス・ベーシック | 1,630円 | 4コア | 4GB | 700GB |
| ビジネス・スタンダード | 3,418円 | 6コア | 8GB | 1,000GB |
| ビジネス・プレミアム | 7,236円 | 8コア | 12GB | 1,200GB |
一方、エックスサーバーの法人向けサービス「XServerビジネス」の共有プラン(月3,762円から)は、公式の料金ページにリソース保証の記載が見当たりませんでした。サーバーの稼働率99.99%以上を保証する SLA はありますが、これは CPU やメモリの保証とは別のものです。
会社のサイトやネットショップのように、ほかの利用者の影響を受けたくないサイトでは、月1,630円から保証がつくのは大きな魅力です。
シンレンタルサーバーを使って感じたこと
管理画面はエックスサーバーと同じように使いやすい
管理画面は、エックスサーバーと同じ感覚で使えました。ドメインの追加や WordPress のインストールで迷うことはありません。エックスサーバーを使ったことがある人なら、すぐに慣れると思います。
Claude Code や MCP で EC-CUBE の設定もできる
シンレンタルサーバーは、SSH でサーバーに接続できます。そのため、AI の開発ツール「Claude Code」や MCP を使って、サーバー上の作業を進められます。EC-CUBEもMCPを設定してターミナルからインストールできました。
シンレンタルサーバーもエックスサーバーも、EC-CUBE の最新版に対応しています。シンレンタルサーバーでは、EC-CUBE 4.3.1 を使いました。EC-CUBE は、バージョンによって必要な PHP が違います。使うバージョンに合わせて、PHP のバージョンを選びましょう。
なお、AI ツールにサーバーを操作させるときは、バックアップをとり、内容を確かめながら進めましょう。
シンレンタルサーバーの気になる点
良い点だけでなく、気をつけたい点も書いておきます。
- いちばん安いプランの料金は、エックスサーバーより月88円高い
- 2022年に始まったサービスなので、エックスサーバーに比べると、解説記事が少ない
- 通常プランの vCPU とメモリは「割り当て」で、保証ではない
はじめてレンタルサーバーを使う人で、困ったときに調べやすいサーバーがよい場合は、エックスサーバーのほうが安心かもしれません。
どちらを選べばよい?
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 容量を重視したい、サイトを複数持ちたい | シンレンタルサーバー |
| 会社のサイトやネットショップを安定して動かしたい | シンレンタルサーバーのビジネスプラン |
| 少しでも安く始めたい | エックスサーバー スタンダード |
| 解説記事の多いサーバーで始めたい | エックスサーバー |
まとめ
シンレンタルサーバーは、エックスサーバーと同じ会社のサービスで、管理画面も同じように使えます。料金はほぼ同じで容量が大きいこと、ビジネスプランにリソース保証があることが強みです。
まずは10日間の無料お試しで、管理画面の使いやすさを確かめてみましょう。